基準値
・成人:2,560倍未満
・小児:5,120倍未満
測定法 粒子凝集反応
検体量 血清0.3mL
日数 2~4日
目的 β溶血性連鎖球菌(β溶連菌)のうちA群,C群,G群の感染症診断
Decision Level
●成人:5,120倍以上,小児:10,240倍以上
[高頻度・可能性]溶連菌の感染が直接あるいは間接的に病因となる疾患(リウマチ熱,急性咽頭炎,急性扁桃炎,猩紅熱,丹毒など) [対策]他の溶連菌関連抗体の検査,抗原検索および臨床所見と併せて総合的に判断する
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
β溶連菌のうちA群,C群,G群の感染により,菌体外産生物質である酵素(streptokinase)に対する抗体(ASK)が産生される.その産生された抗体を検出し定量する検査法である.ASKの上昇は感染から約1週間後に始まり,2~4週後にピークに達し,合併症や再感染がなければ,通常6~8カ月以内に感染前の
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