基準値
・補体結合反応(CF法):4倍未満
・粒子凝集反応(PA法):40倍未満
測定法 CF法,PA法
検体量 血清0.2~0.4mL
日数 2~4日
目的 マイコプラズマ肺炎の診断
Decision Level
●ペア血清:4倍以上の上昇
●単一血清
●CF法:64倍以上
●PA法:320倍以上
[高頻度・可能性]マイコプラズマによる肺炎,上気道炎,気管支炎 [対策]マイコプラズマ肺炎の確定診断には,遺伝子同定検査のLAMP法などが利用できる.外来などの臨床現場では,医療面接,身体所見に加え,迅速血清検査(簡便で15分程度で検査可能)にイムノクロマト法があり,利用できる
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
Mycoplasma属には12種あるが,ヒトに病原性を示すのはMycoplasma pneumoniaeのみである.不顕性感染が多くみられる.自然軽快し抗菌薬などの治療が不要の場合も多い.微熱や長引く咳など
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