診療支援
検査

α-フェトプロテインレクチン分画〔AFP-L3%〕   190点(包)
L3-lectin binding α-fetoprotein
前川 真人
(浜松医科大学教授・臨床検査医学)

基準値 AFP-L3%:10%未満


測定法 マイクロチップイムノアッセイ(μTAS:和光純薬)

NOTE 現在使用可能な分析機はμTASのみで,マイクロチップで電気泳動を行い免疫学的に測定するものであり,血清使用量は4μLと少ない(デッドボリュームは100μL)


検体量 血清約0.3mL(希釈してAFP50~200ng/mLとして使用),100μL強


日数 2~4日


目的 AFP陽性肝疾患(特に肝細胞癌)の鑑別診断.AFP20ng/mL以下の低濃度域での早期肝細胞癌の診断と予後判定が可能


Decision Level

●AFP-L3%:10%以上(陽性)

[高頻度]肝細胞癌55%,劇症肝炎,肝芽腫,胚細胞腫瘍 [可能性]肝硬変+慢性肝炎6.1%,AFP産生消化器癌 [対策]陽性で判定結果を裏づける肝癌の画像所見が得られない場合は,月1回通常のAFP定量法で経過観察し,3カ月に1回程度,本検査を行う


異常値の

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