診療支援
検査

FGFR2融合遺伝子   5,000点
FGFR2 chimeric gene
林 秀幸
(慶應義塾大学特任講師・腫瘍センター ゲノム医療ユニット)

基準値 遺伝子変異を検出しない


測定法 ペミガチニブのコンパニオン診断としてFoundationOne® CDXがんゲノムプロファイル:次世代シーケンシング〔NGS(ハイブリッドキャプチャー法)〕


検体量 腫瘍組織(FFPE):厚さ4~5μmの未染色FFPE標本10枚(腫瘍細胞含有率は有核細胞の比率で20%以上必要,組織切片表面の面積は25mm2以上を推奨)


日数 1~2カ月


目的 FGFR阻害薬の適応判定の補助(コンパニオン診断)


Decision Level

●遺伝子変異あり

[高頻度・可能性]胆道癌(主に肝内胆管癌の約10%) [対策]ペミガチニブの投与を検討する


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 線維芽細胞増殖因子受容体(fibroblast growth factor receptor;FGFR)はFGFR1~4の4種類が同定されており,3つの細胞外免疫グロブリン様ドメインと膜貫通領域,細胞内

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