シアン〔CN〕

cyanide

大谷　壽一

（慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学病院薬剤部長）

伊賀　立二

（東京大学名誉教授）

致命的中毒域　3μg/mL以上，基準値0.1μg/mL以下(いずれも血清中)

測定法　比色法

採取保存　EDTAまたはヘパリン処理採血管，速やかに測定できないときは凍結

検体量　血液3mL

定常状態到達時間　きわめて速い

市販名　シアン化ナトリウム(青酸ソーダ)，シアン化カリウム(青酸カリ)，ニトロプルシドナトリウム(ニトプロ持続静注液)

中毒症状　少量で嘔吐，頭痛，めまいなど．大量では呼吸困難，呼吸停止

日数　4～14日

臨床的意義

　シアンは毒物で

初出:臨床検査データブック 2023-2024 発行:2023年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：ken_05009-23_a007b013c003z0001）