病態
胸膜腫瘍には,原発性と転移性とがあるが,大部分は転移性である.原発性のなかで最も多いのは,胸膜中皮腫であり,良性と悪性に分類される.良性胸膜中皮腫はアスベスト(石綿)とは関係なく,限局した腫瘍結節を形成する.悪性胸膜中皮腫に有効な抗癌剤はあるが,治療法が確立されたとはいえず,予後不良である.アスベストが発症原因として重要であり,社会的問題となっている
[参考]
肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・
胸膜腫瘍には,原発性と転移性とがあるが,大部分は転移性である.原発性のなかで最も多いのは,胸膜中皮腫であり,良性と悪性に分類される.良性胸膜中皮腫はアスベスト(石綿)とは関係なく,限局した腫瘍結節を形成する.悪性胸膜中皮腫に有効な抗癌剤はあるが,治療法が確立されたとはいえず,予後不良である.アスベストが発症原因として重要であり,社会的問題となっている
肺癌診療ガイドライン―悪性胸膜中皮腫・
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