診療支援
検査

自己免疫性肝炎(AIH)
富谷 智明
(埼玉医科大学教授・消化器内科・肝臓内科)
持田 智
(埼玉医科大学教授・消化器内科・肝臓内科/診療部長)

病態

 自己免疫機序が関与していると考えられている.基本慢性の経過をとるが,急性肝炎様発症もありうる.中年以降の女性に好発し,高γ-グロブリン血症,自己抗体陽性,HLA-DR4との関連性などが知られている.


[参考]

 自己免疫性肝炎(AIH)診療ガイドライン(2021年)


異常値

・トランスアミナーゼ 高値

・血清蛋白分画 γ-グロブリン分画の高値

・免疫グロブリン IgGの増加(>基準上限値1.1倍)

・抗核抗体(FA法) 陽性

・抗平滑筋抗体

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