病態
自己免疫機序が関与していると考えられている.基本慢性の経過をとるが,急性肝炎様発症もありうる.中年以降の女性に好発し,高γ-グロブリン血症,自己抗体陽性,HLA-DR4との関連性などが知られている.
[参考]
自己免疫性肝炎(AIH)診療ガイドライン(2021年)
異常値
・トランスアミナーゼ 高値
・血清蛋白分画 γ-グロブリン分画の高値
・免疫グロブリン IgGの増加(>基準上限値1.1倍)
・抗核抗体(FA法) 陽性
・抗平滑筋抗体
関連リンク
- 臨床検査データブック 2023-2024/肝細胞増殖因子〔HGF〕 [保] 227点
- 臨床検査データブック 2023-2024/ヒトパルボウイルスB19抗体《エリスロウイルスB19抗体》 [保] 206点
- 臨床検査データブック 2023-2024/D型肝炎ウイルス〔HDV〕《デルタ肝炎ウイルス》 [保]*
- 臨床検査データブック 2023-2024/急性ウイルス肝炎
- 臨床検査データブック 2023-2024/慢性肝炎(CH)
- 臨床検査データブック 2023-2024/成人スチル病
- 新臨床内科学 第10版/7 自己免疫性肝炎
- 臨床検査データブック 2023-2024/肝硬変(LC)
- 新臨床内科学 第10版/2 肝炎ウイルス関連腎症
- 今日の小児治療指針 第17版/慢性肝炎