病態
視床下部機能の障害による諸症状
異常値
・思春期発来の異常 思春期発来がないか,もしくは思春期早発症〔「LH」の項→,「FSH」の項→,「LHRH負荷試験」の項→参照〕
・摂食行動の異常 拒食もしくは過食
・飲水行動の異常 口渇感の欠如,高Na血症
・体温調節異常 高体温,低体温,恒温調節不能
・意識および睡眠異常 睡眠リズムの乱れ,傾眠
・精神症状 情動行動異常が多い
・下垂体機能低下 プロラクチン(PRL)を除く下垂体前葉ホルモン分泌低下,下垂体後葉機能異常(中枢性尿崩症,SIADH)
経過観察のための検査項目とその測定頻度
●肥満,やせの程度 [安定期]重症度判定目的で1~3カ月ごと
●性ホルモン(男性:テストステロン,女性:エストラジオール) [安定期]重症度判定目的で3カ月ごと
●下垂体機能検査(3者,4者負荷など) [安定期]下垂体機能低下症の重症度判定目的で6~12カ月ごと
●血中コルチゾ
関連リンク
- 臨床検査データブック 2023-2024/黄体形成ホルモン〔LH〕 [小][保] 108点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/卵胞刺激ホルモン〔FSH〕 [小][保] 108点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/LHRH負荷試験(黄体形成ホルモン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,600点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/成長ホルモン〔GH〕 血中成長ホルモン〔血中GH〕 [小][保] 108点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン負荷試験〔TRH負荷試験〕 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/フリーテストステロン《遊離テストステロン》 [保] 159点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/プロラクチン分泌過剰症(高プロラクチン血症)
- 臨床検査データブック 2023-2024/下垂体前葉機能低下症
- 臨床検査データブック 2023-2024/成長ホルモン分泌不全性低身長症
- 内科診断学 第4版/月経異常
- 今日の診断指針 第8版/先端巨大症
- 今日の診断指針 第8版/プロラクチノーマ