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成長ホルモン
growth hormone(GH)
測定法 IRMA
成人の基準値
・成人男性0.42ng/mL以下
・成人女性0.66~3.68ng/mL
解説 成長ホルモンの分泌量は,新生児期には高く,3カ月以降は低くなり,思春期に増えて,以後年齢とともに徐々に低くなっていく.しかし,日内変動があるため,1回の採血で求めた値は,その傾向が認められるが,分泌量を反映しているわけではない.男女差はない.図
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プロラクチン
prolactin(PRL)
測定法 IRMA
成人の基準値
・男性1.5~9.7ng/mL以下
・女性1.4~14.6ng/mL以下
解説 新生児期には高く,3カ月以降はほぼ一定の値を示す.成人では,やや女性が高いが,小児期では明らかな男女差はない.図
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黄体形成ホルモン
luteinizing hormone(LH)
測定法 TR-FIA法(時間分解蛍光免疫測定法)
成人の基準値 図
解説 ランダムサンプリングでは,乳児期に高く1歳以降は二次性徴発来少し前まで低値で,思春期に高くなって成人値に移行する.男女差があり,乳児期には男子のほうがやや高く,思春期には女子のほうがやや高い.脈動的な分泌とともに,日中低く夜間高い日差変動がある.図
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卵胞刺激ホルモン
follicle stimulating hormone(FSH)
測定法 TR-FIA法(時間分解蛍光免疫測定法)
成人の基準値 図
解説 ランダムサンプリングでは,LHと同様に乳児期に高く1歳以降は二次性徴発来少し前まで低値で,思春期に高くなって成人値に移行するが,LHよりも男女差が明らかで,常に女子の値が男子より高く,前思春期までは女子はLHよりもFSH
関連リンク
- 臨床検査データブック 2023-2024/生化学的検査
- 臨床検査データブック 2023-2024/黄体形成ホルモン〔LH〕 [小][保] 108点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/免疫学的検査
- 臨床検査データブック 2023-2024/卵胞刺激ホルモン〔FSH〕 [小][保] 108点(包)
- 新臨床内科学 第10版/6 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- 今日の診断指針 第8版/多嚢胞性卵巣症候群
- 今日の診断指針 第8版/低身長
- 新臨床内科学 第10版/(1)ラロン型低身長症(GH不応性症候群)
- 今日の小児治療指針 第17版/成長ホルモン分泌不全
- 今日の小児治療指針 第17版/SGA性低身長症