基準値
●成長ホルモン(GH)
GHの奇異反応をみる負荷試験として実施した場合,GHが前値の2倍以上の増加をもって奇異反応ありとする
なおTRH負荷試験はGHの奇異反応をみる以外にプロラクチン(PRL)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌予備能を調べるためにも実施される.その場合の基準値を参考としてあげる
●PRL 前値の2倍以上でかつ
・女性:頂値30~65ng/mL
・男性:頂値15~30ng/mL
を満たす
●TSH 前値の2倍以上ないし頂値10mIU/L以上で正常(共に頂値は15~30分でみられる)
測定法 TRH200μg(ヒルトニン®1アンプルは500μg)を単回静注,投与前(0分),投与後15,30,45,60,120分に採血,GHと必要に応じてPRL,TSHを測定(RIA,EIA,CLEIA,FIA,CLIA法)
検体量
・GH測定用:各血清0.5mL
・GHとPRL,TSHを併せて測定する場
関連リンク
- 臨床検査データブック 2025-2026/LHRH負荷試験(黄体形成ホルモン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,600点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 レボドパ負荷試験 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 インスリン負荷(低血糖)試験 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 血中成長ホルモン〔血中GH〕 [小][保] 105点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 GHRH負荷試験(成長ホルモン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/プロラクチン〔PRL〕 [小][保] 98点
- 臨床検査データブック 2025-2026/甲状腺刺激ホルモン〔TSH〕《サイロトロピン,チロトロピン》 [小][保] 98点
- 臨床検査データブック 2025-2026/副腎皮質刺激ホルモン〔ACTH〕 [保] 184点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/CRH(CRF)負荷試験(コルチコトロピン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/下垂体前葉機能低下症