適応
鉄欠乏性貧血
用法
1日1回100mg(鉄として)
禁忌
鉄欠乏状態にない患者(鉄過剰症の恐れ)
注意
〈基本〉
①適宜血液検査を実施し,過量投与に注意
〈検査〉潜血反応で偽陽性 〈適用上〉
➊徐放性製剤であり,又,口腔内(歯,舌等)に付着することがあるので,カプセルの内容物を砕いたり,すりつぶしたりしないで,そのままかまずに服用
〈その他〉
➊便が黒色を呈することあり
②動物実験において,大量のアロプリノールとの併用で肝の鉄貯蔵量が増加の報告
患者背景
〈合併・既往〉
①消化性潰瘍,慢性潰瘍性大腸炎,限局性腸炎等の胃腸疾患(炎症,潰瘍等悪化)
②発作性夜間血色素尿症(溶血誘発)
〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉用量に留意
相互
〈併用注意〉
1)テトラサイクリン系抗生物質,セフジニル,ニューキノロン系抗菌薬:相互に吸収阻害→同時服用回避(キレートを形成)
2)甲状腺ホルモン製剤:相互に吸収阻害→同時服用回避(難溶性の複合体