がんの病期(ステージ)は,がんの原発の大きさや広がり,リンパ節や他臓器への転移など,病気の治療選択,経過,予後に大きな影響を及ぼす客観的指標を組み合わせて決定される.肺癌の病期の決定には,2017年1月に改訂された第8版のTNM分類が使用されている(表2-49図).肺癌では組織型にかかわらず,①原発巣の大きさ,広がりから決定されるT因子(原発腫瘍),②リンパ節への転移とその広がりから決定されるN因子(所属リンパ節),③他臓器への転移とその広がりで決定されるM因子(遠隔
診療支援
治療
1 病期分類
初出:新臨床内科学 第10版
発行:2020年3月
収載:医学書院 医療情報サービス(2024年11月7日 掲-ID:rng_03806-10_a002b009c001z0001)
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