診療支援
治療

5 後腹膜線維症
retroperitoneal fibrosis
横山 純二
(新潟大学医歯学総合病院・光学医療診療部准教授)
寺井 崇二
(新潟大学大学院教授・消化器内科学)

▼定義

 腹部大動脈を中心とした後腹膜腔に,炎症細胞浸潤と進行性の線維化をきたす疾患.病因は特発性と続発性に分類される.多くは特発性で,中高年の男性に好発し,IgG4関連疾患との強い関連が指摘されている.続発性としては,悪性腫瘍,薬剤,感染,放射線治療などに関連するものが報告されている.

▼診断

 症状は下腹部痛や腰

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