診療支援
治療

(1)寒冷凝集素症
cold agglutinin disease(CAD)
亀崎 豊実
(自治医科大学地域医療学センター・地域医療支援部門教授)

▼臨床所見

 寒冷曝露によって溶血発作が誘発され,黄疸,貧血をきたす.慢性型では溶血症状が消長し,冬期に悪化する.Raynaud(レイノー)現象,末端チアノーゼ,網状青色皮斑などの寒冷曝露による皮膚症状を示す.

▼検査所見

 寒冷凝集素による自己凝集のため,採血・血算不能やMCV異常高値をきたす.塗抹標本では凝集像がみられる.直接Coombs試験は補体成分(C3d)が陽性となる.

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