診療支援
治療

好酸球性食道炎・胃腸炎
eosinophilic esophagitis/eosinophilic gastroenteritis
今枝 博之
(埼玉医科大学教授・消化管内科)

疾患を疑うポイント

●好酸球性食道炎は中年の男性に多く,嚥下障害,胸のつまり感,胸焼けなどの症状が持続する.内視鏡所見では縦走溝,白斑,気管様狭窄,輪状溝を認める.

●好酸球性胃腸炎は中年に多く,男女比はほぼ同等.腹痛や下痢,腹水を認め,末梢血好酸球増多を認める.

学びのポイント

●食物などに対するアレルギー反応が主因となって,好酸球が消化管壁に異常に集

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