診療支援
治療

好酸球性肺炎
eosinophilic pneumonia(EP)
大森 隆
(近畿大学・呼吸器・アレルギー内科)
東田 有智
(近畿大学教授・呼吸器・アレルギー内科)

 肺組織に好酸球の浸潤をみるものを広義の好酸球性肺炎とよぶ.

 歴史的には1932年にLöfflerにより末梢血好酸球増多移動する肺浸潤陰影を呈する症例を報告したものが最初である.1952年にReederとGoodrichが末梢血好酸球増多と肺浸潤陰影を認めるものをPIE(pulmonary infiltration with eosinophilia)症候群と提唱した.同年,Croftonらによって5群に分類された.1969年にLiebow

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