診療支援
治療

1 チェディアック-東症候群
Chédiak-Higashi syndrome
和田 泰三
(金沢大学教授・小児科学)

▼定義

 易感染性,部分的白子症を示し,白血球内の巨大顆粒を特徴とする疾患で,ライソゾームの細胞内生成や輸送にかかわるCHS1/LYST遺伝子の異常による.常染色体劣性遺伝形式をとる.

▼病態

 NK細胞および細胞傷害性T細胞の細胞傷害活性や脱顆粒の低下のほか,好中球の減少や機能異常を示す.白血球内には,ミエロペルオキシダーゼが陽性の巨大顆粒が出現する.血小板機能異常により,軽度の出血傾向を示す.メラニン

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