社交不安症は,国際的な疾患分類としては1980年から米国精神医学会(APA)によるDSM-Ⅲに社会恐怖として記載されるようになり,DSM-Ⅳからは社会恐怖(社会不安障害),DSM-5からは社交不安症(社交恐怖)と表記されることになっている。
診断のポイント
【1】他者の注目を浴びる可能性のある社交場面に対する著しい恐怖または不安。
【2】あるふるまい,または不安症状をみせることで,否定的な評価を受けることになることを恐れる。
【3】社交的状況は回避するか,強い恐怖や不安を感じながら耐え忍ぶ。
【4】恐怖,不安,または回避による日常生活機能の障害がみられる。
【5】公衆の面前で話をしたり動作をしたりすることに恐怖が限定される場合は,パフォーマンス限局型に特定される。
症候の診かた
【1】発症年齢が若年であり,75%の人は8~15歳で発症するとされる。このため,不登校となり学業上困難をきたすことがある。また