診療支援
診断

伝染性膿痂疹・ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
Impetigo Contagiosa・Staphylococcal Scalded Skin Syndrome (SSSS)
松江 弘之
(千葉大学大学院主任教授・皮膚科学教室)

診断のポイント

 伝染性膿痂疹は黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)による水疱性膿痂疹と主にA群β溶血性レンサ球菌(GAS:group A Streptococcus)による非水疱性(痂皮性)膿痂疹に大別される。

【1】水疱性膿痂疹:夏季,幼小児に好発。小外傷,搔破部位に初発し,周囲,他部位へ火事の飛び火(俗称とびひ)のように広がる。集団内で接触感染を認める。

【2】非水疱性膿痂疹:季節,年齢を問わず,多くはアトピー性皮膚炎を合併する。厚い痂皮が付いた皮疹で,発熱などの全身症状を伴う。

【3】ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS):幼児に好発。発熱が先行し,口・眼周囲発赤から始まり,次第に間擦部,全身へと熱傷様に表皮角層が剝離する。

症候の診かた

【1】水疱性膿痂疹

❶先行皮膚病変にS. aureusが増殖し発症。

❷まず,紅斑上に小水疱ができ,容易に破れ,びらんとなり痂皮を付着

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