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[感]水痘:5類 [学]水痘:2種(すべての発疹が痂皮化するまで)
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治療のポイント
・抗ウイルス薬治療は早期(水痘24時間以内,帯状疱疹72時間以内)に開始する.
・水痘に罹患している以外は健康な小児に対しては,必ずしも抗ウイルス薬治療は要さない.
・三叉神経第一枝領域の帯状疱疹では眼障害を想定し,早期に抗ウイルス薬全身投与,眼科コンサルトを行う.鼻背部に皮疹を認めた場合,高率に眼障害を伴う.
・免疫不全者では内臓播種性VZV感染症で皮疹なく肝障害や腹痛・背部痛のみ認めることがあり,早期の診断治療を要する.
Ⅰ.水痘
●病態
・水痘帯状疱疹ウイルス(VZV:varicella zoster virus)の初感染の病態である.
・発熱と全身性の発疹が主症状で,紅斑,丘疹,水疱,痂皮などさまざまな段階の発疹が混在する.
・合併症に皮膚細菌性2次感染症,肺炎,神経症状(急性小脳失調症,髄膜炎ほか)などがある.
・免疫不全児は重症化のリスクが高い.母体が分娩5日前~2日後に水痘を発症した出生児は,重症となり致命率が高い(新生児水痘).
●治療方針
ワクチン未接種の年長児や基礎疾患を有する児など,中等症~重症化のリスクが想定される場合に抗ウイルス薬を用いる.発症24時間以内の投与開始が望ましい.アシクロビル(ACV)投与で,発熱期間短縮(1日),皮疹数減少などが報告されている.合併症減少の効果の臨床的有意差は示されていない.
A.抗ウイルス薬
Px処方例 中等症では➊➋のいずれかを用いる.免疫不全児や重症例では➌点滴静注を用いる.
(アシクロビルとして)
➊ゾビラックス薬顆粒 1回20mg/kg(最大1回800mg)(成分量として) 1日4回 5日間
(バ
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