適応
1統合失調症
2双極性障害における躁症状の改善
3うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)
4小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性(34エビリファイOD錠24mg除く)
注意
1)3SSRI又はSNRI等による適切な治療を行っても,十分な効果が認められない場合に限り,本剤を併用
2)3抗うつ剤投与により,24歳以下で,自殺念慮,自殺企図のリスク増加の報告→本剤を投与する場合にはリスクベネフィットを考慮
3)4原則として6歳以上18歳未満に使用
(後発医薬品は効能効果に違いあり)
用法
11日6~12mgを開始用量,1日6~24mgを維持用量,分1~2(増減) 21日12~24mg,開始用量は1日24mg 分1(増減) 31日3mg 分1(増減)増量幅は1日量として3mg 41日1mgを開始用量,1日1~15mgを維持用量,1日1回(増減)増量幅は1日量として最大3mg ►121日量は30mgを超えない 341日量は15mgを超えない 注意
①定常状態に達するまでに約2週間を要する→2週間以内に増量しないことが望ましい
②1投与量は必要最小限となるよう,慎重に観察しながら調節(増量による効果の増強は未検証)
③1他の抗精神病薬から本剤に変更するよりも,新たに治療を開始する患者で副作用が発現しやすい→より慎重に症状を観察しながら用量調節
④3SSRI又はSNRI等と併用(うつ病・うつ状態に対して本剤単独投与での有効性は未確認)
⑤4OD錠開始用量投与時又は3mg未満での調節が必要な場合は,内用液,普通錠又は散を使用
!警告
1)糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用の発現→投与中は高血糖の徴候・症状に注意.特に,糖尿病又はその既往歴もしくはその危険因子を有する患者には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与,血糖値測定等の観察を
関連リンク
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