適応
1更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う次の症状:血管運動神経症状(hot flush及び発汗),泌尿生殖器の萎縮症状
2閉経後骨粗鬆症
3性腺機能低下症,性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症
4〔0.36mg,0.72mg〕凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期
5〔0.72mgのみ〕生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
注意45妊娠率や生産率の報告を踏まえると,本剤を含む卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤の併用で調節卵巣刺激の開始時期の調整又はホルモン補充周期で凍結融解胚移植を行った場合は,開始時期の調整を行わない場合又は自然排卵周期で凍結融解胚移植を行った場合と比べて,妊娠率や生産率が低下する可能性あり→患者に説明した上で,本剤の投与の要否は,患者ごとに治療上の必要性及び危険性を考慮して慎重に判断
用法
120.72mgを下腹部,臀部のいずれかに貼付し,2日毎に貼り替える 30.72mgから開始.下腹部,臀部のいずれかに貼付し,2日毎に貼り替える(増減) 小児0.09mgから開始.下腹部,臀部のいずれかに貼付し,2日毎に貼り替える.その後,0.18mg,0.36mg,0.72mgへ段階的に増量 40.72~5.76mgを下腹部,臀部のいずれかに貼付し,2日毎に貼り替え,子宮内膜の十分な肥厚が得られた時点で,黄体ホルモン剤の併用を開始して,妊娠8週まで本剤の投与を継続 50.72mgを下腹部,臀部のいずれかに貼付し,21~28日間,2日毎に貼り替え,投与期間の後半に黄体ホルモン剤を併用 注意
①2投与6カ月~1年後に骨密度を測定し,効果が認められない場合は中止し他の療法を考慮
②成人3定期的に中止又は漸減の判断を行い,最少量で治療
③小児3使用後6カ月~1年を目処に増量を検討.又,定期的に症状や血中エストラジオール濃度等を確認し,増量や中止又は漸減を判断
④4本剤の妊娠成立