診療支援
薬剤

レンボレキサント運転×
119
lemborexant
デエビゴ Dayvigo(エーザイ)
 :2.5・5・10mg

適応

不眠症

用法

1日1回5mgを就寝直前(増減) ►1日1回10mgを超えない 注意

①効果不十分により,やむを得ず通常用量を超えて増量する際は1日1回10mgまで.尚,通常用量を超える増量の際は傾眠等の副作用が増加→状態を十分に観察しながら慎重に投与し,症状の改善に伴って減量に努める

➋就寝の直前に服用させる.又,服用して就寝後,睡眠途中で一時的に起床して仕事等で活動する可能性がある時は服用禁

➌入眠効果発現の遅れ→食事と同時又は食直後の服用は回避(食後投与で,空腹時投与に比べ,投与直後の本薬の血漿中濃度が低下)

④CYP3A阻害薬との併用により,本薬の血漿中濃度が上昇し,傾眠等の副作用が増強→CYP3Aの中程度又は強力な阻害薬(フルコナゾール,エリスロマイシン,ベラパミル,イトラコナゾール,クラリスロマイシン等)との併用は,状態を慎重に観察した上で,本剤投与の可否を判断.併用の際は1日1回2.5mgとする

⑤中等度肝機能障害患者では,本薬の血漿中濃度が上昇する為,1日1回5mgを超えず慎重に

⑥他の不眠症治療薬と併用した時の有効性及び安全性は未確立

禁忌

1)過敏症

2)重度の肝機能障害(本薬の血漿中濃度を上昇)

注意

〈基本〉

➊本剤の影響が服用の翌朝以後に及び,眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下→運転不可

②症状が改善した場合は,投与継続の要否を検討し,漫然と投与しない

〈小児〉臨床試験は未実施 〈妊婦〉妊B3有益のみ 〈授乳婦〉投与回避,やむを得ず投与する場合には授乳中止 〈高齢〉慎重に

相互

本剤は主に薬物代謝酵素CYP3Aによって代謝 〈併用注意〉

1)CYP3A阻害薬(イトラコナゾール,クラリスロマイシン,エリスロマイシン,フルコナゾール,ベラパミル等):本剤の作用増強(CYP3Aを阻害し,本剤の血漿中濃度を上昇)

2)CYP3A誘導薬(リファンピシン,フェニトイン等):本剤の作用減弱(

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