診療支援
薬剤

ジアゼパム新様式E運転×
1124
diazepam
セルシン Cercine(武田テバ薬)
 :2・5・10mg :1% 10mg/g シロップ:0.1% 1mg/mL
 :5・10mg/1・2mL/A
ホリゾン Horizon(丸石)
 :2・5mg :1% 10mg/g :10mg/2mL/A
ジアゼパム(5・10 日医工岐阜),ジアゼパム(2・5 各社,10 鶴原,1% 共和)

適応

1神経症における不安・緊張・抑うつ

2うつ病における不安・緊張

3心身症(消化器疾患,循環器疾患,自律神経失調症,更年期障害,腰痛症,頸肩腕症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ

4脳脊髄疾患に伴う筋痙攣・疼痛における筋緊張の軽減

5麻酔前投薬

1神経症における不安・緊張・抑うつ

2以下の疾患及び状態における不安・興奮・抑うつの軽減:麻酔前,麻酔導入時,麻酔中,術後,アルコール依存症の禁断(離脱)症状,分娩時

3てんかん様重積状態における痙攣の抑制,(ホリゾン)有機リン中毒・カーバメート中毒における痙攣の抑制

用法

1回2~5mg 1日2~4回 ►外来患者は原則1日量15mg以内 ►筋痙攣は1回2~10mg,1日3~4回(増減) ►麻酔前投薬は1回5~10mg,就寝前・手術前(増減) 小児3歳以下:1日1~5mg 分1~3,4~12歳:1日2~10mg 分1~3 初回2mL(10mg) できるだけ緩徐に筋注・静注 以後必要に応じて3~4時間毎に注射 ►静注する際,なるべく太い静脈を選んで2分間以上かけて注射 ►風味‍ 注意

①低出生体重児,新生児,乳・幼児,小児→筋注禁忌

②痙攣抑制のために使用する際,特に追加投与を繰り返す際には呼吸器・循環器系の抑制に注意

③(ホリゾン)有機リン中毒・カーバメート中毒における痙攣に対し投与する場合

a)呼吸状態の把握・気道確保を行う

b)直接的解毒作用を有さないのでアトロピン・プラリドキシムを投与した上で使用

禁忌

1)急性閉塞隅角緑内障(抗コリン作用→眼圧上昇)

2)重症筋無力症(筋弛緩作用により症状悪化)

3)リトナビル(HIVプロテアーゼ阻害薬),ニルマトレルビル・リトナビル投与中(血中濃度の大幅な上昇,過度の鎮静,呼吸抑制)

4)ショック,昏睡,バイタルサインの悪い急性アルコール中毒(頻脈,徐脈,血圧低下,循環性ショック発現)

注意

〈基本〉

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