診療支援
薬剤

(合剤)バルサルタン・シルニジピン新様式運転△
2149
valsartan・cilnidipine
アテディオ Atedio(EA)
 配合錠:バルサルタン80mg,シルニジピン10mg

適応

高血圧症 注意過度な血圧低下等があり,高血圧治療の第一選択薬としない.原則として,バルサルタン80mg及びシルニジピン10mgを併用している場合,或いはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に切替を検討

用法

1日1回1錠 朝食後 ►高血圧治療の第一選択薬として用いない 注意本剤成分それぞれの用法及び用量を踏まえ,患者毎に適応考慮

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠

3)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討

②ARB投与中に肝炎等の重篤な肝障害が報告→肝機能検査等観察

③手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用による低血圧

➍降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

➎Ca拮抗剤の投与を急に中止したとき,症状悪化した症例が報告→休薬を要する場合は他剤に変更等処置.又,患者に医師の指示なしに中止しないように注意

患者背景

〈合併・既往〉

①両側性又は片腎で腎動脈狭窄:不可(やむを得ない場合を除く)(腎血流量減少や糸球体濾過圧低下により急速に腎機能を悪化)

②高K血症:不可(やむを得ない場合を除く)(高K血症を増悪.又,腎機能障害,コントロール不良の糖尿病等により血清K値が高くなり易い患者では,血清K値注意)

③脳血管障害(過度の降圧が脳血流不全を引き起こし,病態悪化)

④厳重な減塩療法中〔初回投与後,一過性の急激な血圧低下(失神及び意識消失等を伴う)〕

⑤Ca拮抗剤による重篤な副作用発現の既往(シルニジピンの臨床試験では除外)

〈腎〉

①重篤な腎機能障害(血清Cr値3.0mg/dL以上)(腎機能障害を悪化)

②血液透析中〔初回投与後,一過性の急激な血圧低下(失神及び意識消失等を伴う)〕

〈肝〉

①重篤な

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