診療支援
薬剤

(合剤)テルミサルタン・アムロジピンベシル酸塩新様式E運転△
2149
telmisartan・amlodipine besilate
ミカムロ Micamlo(ベーリンガー)
 配合錠AP:テルミサルタン40mg,アムロジピン5mg(ベシル酸塩として6.93mg)
 配合錠BP:テルミサルタン80mg,アムロジピン5mg(ベシル酸塩として6.93mg)
AGテラムロ配合「DSEP」(AP・BP 第一三共E),テラムロ配合(AP・BP 各社)

適応

高血圧症 注意

1)過度な血圧低下等があり,高血圧治療の第一選択薬としない

2)原則として,テルミサルタン40mg及びアムロジピン5mgを併用している場合,或いはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に,AP錠への切替を検討

3)原則として,テルミサルタン80mg及びアムロジピン5mgを併用している場合,或いは以下のいずれかを使用し血圧コントロールが不十分な場合に,BP錠への切替を検討

a)テルミサルタン80mg

b)テルミサルタン40mg及びアムロジピン5mgの併用

c)本剤AP錠

用法

1日1回1錠 ►高血圧治療の第一選択薬として用いない 注意

①本剤成分それぞれの用法及び用量を踏まえ,患者毎に適応考慮

②肝障害患者に投与する場合,AP錠を超えて投与しない

禁忌

1)過敏症(本剤,ジヒドロピリジン系化合物)

2)妊婦・妊娠

3)胆汁の分泌が極めて悪い又は重篤な肝障害

4)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討

➋降圧作用に基づく失神,めまい,ふらつき→運転注意

③手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下

④ARB投与中に肝炎等の重篤な肝障害が報告→肝機能検査等観察

⑤アムロジピンは血中濃度半減期が長く投与中止後も緩徐な降圧効果が認められる為,投与中止後に他の降圧剤を使用するときは,用量並びに投与間隔に留意等慎重に投与

〈適用上〉食後服用している患者には,毎日食後に服用するよう注意.テルミサルタンの薬物動態は食事の影響を受け,空腹時投与した場合は,食後投与よりも血中濃度が高くなることが報告されており,副作用が発現 〈取扱上〉分包後は吸湿して軟化する為,高温・多湿を避けて保存 

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