診療支援
薬剤

ジルチアゼム塩酸塩新様式運転△
2171
diltiazem hydrochloride
ヘルベッサー Herbesser(田辺三菱)
 :30・60mg Rカプセル:100・200mg(徐放)
 :10・50・250mg/V
ジルチアゼム塩酸塩(30・60 徐カ100・200 10・50・250 各社,徐カR100・200 沢井)

適応

1狭心症,異型狭心症

2本態性高血圧症(軽症~中等症)

1頻脈性不整脈(上室性)

2手術時の異常高血圧の救急処置

3高血圧性緊急症

4不安定狭心症

〔250mg製剤は34のみ〕

用法

11回30mg 1日3回 効果不十分な場合は,1回60mgを1日3回まで増量できる 徐カ1日1回100mg 効果不十分な場合は,1日1回200mgまで増量できる 21回30~60mg 1日3回(増減) 徐カ1日1回100~200mg(増減) 5mL以上の生食又はブドウ糖に用時溶解 11回10mgを約3分間で緩徐に静注(増減) 21回静注:1回10mgを約1分間で緩徐に静注(増減) 点滴静注:5~15μg/kg/分を点滴静注.目標値まで血圧を下げ,以後血圧モニターしながら速度調節 35~15μg/kg/分を点滴静注.目標値まで血圧を下げ,以後血圧モニターしながら速度調節 41~5μg/kg/分を点滴静注.低用量から開始し増減するが,最高用量は5μg/kg/分まで

禁忌

1)重篤なうっ血性心不全(心不全症状を悪化)

2)2度以上の房室ブロック,洞不全症候群〔持続性の洞性徐脈(50拍/分未満),洞停止,洞房ブロック等〕(心刺激生成抑制作用,心伝導抑制作用が過度に発現)

3)過敏症

4)妊婦・妊娠

5)アスナプレビル含有製剤,イバブラジン,ロミタピドを投与中

6)重篤な低血圧或いは心原性ショック

7)重篤な心筋症(心不全症状を悪化)

注意

〈基本〉

➊Ca拮抗剤の投与を急に中止したとき,症状悪化した症例が報告→休薬を要する場合は徐々に減量し観察.又,患者に医師の指示なしに中止しないように注意

➋降圧作用に基づくめまい等→運転注意

①心電図と血圧を連続的に監視

②投与により完全房室ブロック,高度徐脈,更に心停止に至る場合がある為,以下に注意

a)治療上必要最小限の用量,又,点滴静注の場合は必要最小限の投与時間に留める

b)投与中お

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