診療支援
薬剤

アミオダロン塩酸塩新様式EH
2129
amiodarone
アンカロン Ancaron(サノフィ)
 :150mg/3mL/A
アミオダロン塩酸塩(150 トーアエイヨー)

適応

1生命に危険のある以下の不整脈で難治性かつ緊急を要する場合:心室細動,血行動態不安定な心室頻拍

2電気的除細動抵抗性の心室細動或いは無脈性心室頻拍による心停止

注意Brugada症候群及びカテコールアミン誘発性多形性心室頻拍に対する効果は未確認

用法

1点滴静注により投与.尚,症状に応じて適宜増減或いは追加投与.但し,最大量として1日の総投与量は1,250mgを超えない及び投与濃度は2.5mg/mLを超えない

投与方法(48時間まで)

a)初期急速投与:125mg(2.5mL)を5%ブドウ糖100mLに加え,容量型の持続注入ポンプを用い,600mL/時(10mL/分)の速度で10分間投与

b)負荷投与:750mg(15mL)を5%ブドウ糖500mLに加え,容量型の持続注入ポンプを用い33mL/時の速度で6時間投与

c)維持投与:17mL/時の速度で合計42時間投与

1.6時間の負荷投与後,残液を33mL/時から17mL/時に投与速度を変更し,18時間投与

2.750mg(15mL)を5%ブドウ糖500mLに加え,容量型の持続注入ポンプを用い17mL/時の速度で24時間投与(600mg)

追加投与:血行動態不安定な心室頻拍或いは心室細動が再発し,投与が必要な場合は追加投与可.1回の追加投与は本剤125mg(2.5mL)を5%ブドウ糖100mLに加え,容量型の持続注入ポンプを用い,600mL/時(10mL/分)の速度で10分間投与

継続投与(3日以降):48時間の投与終了後,継続投与が必要と判断された場合は,継続投与可.750mg(15mL)を5%ブドウ糖500mLに加え,容量型の持続注入ポンプを用い17mL/時の速度で投与(600mg/24時間) 2300mg(6mL)又は5mg/kgを5%ブドウ糖20mLに加え,静脈内へボーラス投与.心室性不整脈が持続する場合は,150mg(3mL)又は

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