クロルフェニラミンマレイン酸塩(d体)《ポララミン》

適応

内蕁麻疹，皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎，皮膚瘙痒症，薬疹)，アレルギー性鼻炎，血管運動性鼻炎，枯草熱，感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽，血管運動性浮腫　徐錠蕁麻疹，枯草熱，皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎，皮膚瘙痒症)，アレルギー性鼻炎，血管運動性鼻炎，感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽　注蕁麻疹，枯草熱，皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎，皮膚瘙痒症，薬疹，咬刺症)，アレルギー性鼻炎，血管運動性鼻炎

用法

シDS散1回2mg　1日1～4回(増減)　徐錠1回6mg　1日2回(増減)　注1日1回5mg　皮下・筋注・静注(増減)　►風味図

禁忌

1)過敏症(本剤，類似化合物)

2)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧上昇し，緑内障増悪)

3)前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患(抗コリン作用により排尿困難，尿閉等が現れ，症状増悪)

4)低出生体重児・新生児

注意

〈基本〉

➊眠気等→運転不可

〈適用上〉

配合注ヘパリンNa(カルシウム)，ダルテパリンNaとの混合により沈殿→混注回避

患者背景

〈合併・既往〉

①開放隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し，症状悪化の恐れ)

②眼内圧亢進(抗コリン作用により眼内圧が上昇し，症状増悪の恐れ)

③甲状腺機能亢進症(抗コリン作用により症状増悪の恐れ)

④狭窄性消化性潰瘍，幽門十二指腸通過障害(抗コリン作用により平滑筋の運動抑制，緊張低下が起こり，症状増悪の恐れ)

⑤循環器系疾患(抗コリン作用による心血管系への作用により，症状増悪の恐れ)

⑥高血圧症(抗コリン作用により血管拡張が抑制され，血圧上昇の恐れ)

〈妊婦〉妊A有益のみ　〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止　〈小児〉乳児，幼児及び小児を対象とした臨床試験は未実施　〈高齢〉慎重に(生理機能低下)

相互

〈併用注意〉

1)中枢神経抑制薬(バルビツール酸誘導体，フェノチアジン誘導体等)，アルコール：相互に作用増強