適応
1既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎
2既存治療で効果不十分な結節性痒疹
3気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)
4鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)
注意1
1)ステロイド外用剤やタクロリムス外用剤等の抗炎症外用剤による適切な治療を一定期間施行しても十分な効果が得られず強い炎症を伴う皮疹が広範囲に及ぶ患者に使用
2)原則として投与時にはアトピー性皮膚炎の病変部位の状態に応じて抗炎症外用剤を併用
3)投与時も保湿外用剤を継続使用
2
1)臨床試験に組み入れられた患者の背景を十分に理解した上で,本剤はステロイド外用剤等による治療を施行しても,痒疹結節を主体とする病変が多発し,複数の部位に及ぶ患者に用いる
2)最新の診療ガイドライン等を参考に,臨床症状及び全身検索に基づいて他の皮膚疾患との鑑別を行う
3
1)中用量又は高用量の吸入ステロイド薬とその他の長期管理薬を併用しても,全身性ステロイド薬の投与等が必要な喘息増悪をきたす患者に本剤を追加して投与
2)IL-4及びIL-13シグナル伝達を阻害することにより,喘息の病態に関与する2型炎症反応を抑制することから,臨床試験で認められた本剤投与前の2型炎症に関連するバイオマーカー(血中好酸球数,FeNO,IgE等)の値と有効性の関係を十分に理解し,患者の当該バイオマーカーの値を考慮した上で,適応患者の選択を行う
3)既に起きている気管支喘息の発作や症状を速やかに軽減する薬剤ではないので,急性の発作に対しては使用しない
4全身性ステロイド薬,手術等ではコントロールが不十分な患者に用いる
用法
12初回に600mgを皮下投与し,その後は1回300mgを2週間隔で皮下注 3初回に600mgを皮下投与し,その後は1回300mgを2週間隔で皮下注(成人及び12歳以上の小児) 41回300mgを2週
関連リンク
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