適応
1以下の疾患に伴う咳嗽:感冒,急性気管支炎,慢性気管支炎,気管支拡張症,肺炎,肺結核,上気道炎(咽喉頭炎,鼻カタル)
2気管支造影術及び気管支鏡検査時の咳嗽
用法
内1回15~30mg 1日1~4回(増減) 注1日1回10mg 皮下注・筋注(増減)
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊眠気等→運転不可
〈適用上〉注
①皮下又は筋肉内投与後,まれに局所の発赤,腫脹,疼痛等の発現あり
②筋肉内注射時:組織・神経等への影響を避けるため下記の点に注意
a)神経走行部位を避けるよう注意
b)同一部位への反復注射は行わない.なお,新生児,低出生体重児,乳児,幼児又は小児には特に注意
c)注射針を刺入したとき激痛を訴えたり,血液の逆流をみた場合は,直ちに針を抜き,部位を変えて注射する
③アンプルカット時:本品はワンポイントアンプルであるが,アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい
④配合散水剤として配合する場合,ヨウ化K,ヨウ化Na等は難溶性のヨウ化水素酸塩を生じ,炭酸水素Na,アンモニア・ウイキョウ精等は遊離の塩基を析出→配合回避
患者背景
〈妊婦〉妊A有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉減量等注意
相互
〈併用注意〉
1)MAO阻害薬(セレギリン,ラサギリンメシル,サフィナミド):セロトニン症候群があらわれるおそれ(脳内のセロトニン濃度を上昇させる作用を有するため,併用によりセロトニンの濃度が更に高くなるおそれ)
2)薬物代謝酵素(CYP2D6)を阻害する薬剤(キニジン,アミオダロン,テルビナフィン等):血中濃度上昇〔前記薬剤の薬物代謝酵素(CYP2D6)阻害作用により,本剤の代謝阻害〕
3)セロトニン作用薬(SSRI等):セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状が現れる(セロトニン作用増強)
過量投与
〈症状〉嘔気・嘔吐,尿閉,運動失調,錯乱,興