診療支援
薬剤

トピロキソスタット新様式
3949
topiroxostat
ウリアデック Uriadec(三和)
トピロリック Topiloric(富士薬)
 :20・40・60mg

適応

痛風,高尿酸血症 注意適用にあたっては,最新の治療指針等を参考に,薬物治療が必要とされる患者を対象

用法

1回20mgより開始し,1日2回 朝夕.その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量.維持1回60mgを1日2回(増減) 最大投与量は1回80mgを1日2回 注意尿酸降下薬による治療初期には,血中尿酸値の急激な低下により痛風関節炎(痛風発作)が誘発される為,投与は1回20mgを1日2回から開始し,投与開始から2週間以降に1回40mgを1日2回,投与開始から6週間以降に1回60mgを1日2回投与とするなど,徐々に増量.尚,増量後は経過観察

禁忌

1)過敏症

2)メルカプトプリン,アザチオプリンを投与中

注意

〈基本〉

①尿酸降下薬であり,痛風関節炎(痛風発作)発現時に血中尿酸値を低下させると痛風関節炎(痛風発作)を増悪させる為,投与前に痛風関節炎(痛風発作)が認められた場合は,症状が治まるまで,投与を開始しない.又,投与中に痛風関節炎(痛風発作)が発現した場合は,用量を変更することなく投与を継続し,症状によりコルヒチン,非ステロイド性抗炎症剤,副腎皮質ステロイド等を併用

②肝機能障害が現れる為,投与中は定期的に検査等観察

〈その他〉

①女性患者に対する使用経験は少ない

②海外実施の心血管疾患を有する成人の痛風患者を対象とした試験において,主要評価項目(心血管死,非致死性心筋梗塞,非致死性脳卒中,不安定狭心症に対する緊急血行再建術の複合エンドポイント)についてはアロプリノール群に対し本剤群で非劣性が示されたものの,副次評価項目のうち心血管死の発現割合は本剤群及びアロプリノール群でそれぞれ4.3%,3.2%であり本剤群で高かった.心血管死の中では両群ともに心突然死が最も多かった(2.7%,1.8%).又,全死亡の発現割合についても,7.8%,6.4%であり本剤群で高かった

③2年間のがん

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