診療支援
薬剤

エボロクマブ(遺伝子組換え)新様式
2189
evolocumab(genetical recombination)
レパーサ Repatha(アムジェン)
 皮下注ペン:140mg/1mL/キット
 皮下注オートミニドーザー:420mg/3.5mL/キット

適応

家族性高コレステロール血症,高コレステロール血症.但し,以下のいずれも満たす場合に限る ①心血管イベントの発現リスクが高い ②HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分,又はHMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない 注意〔共通〕

1)適用前に診察及び検査を実施し,家族性高コレステロール血症又は高コレステロール血症であることを確認した上で適用考慮

2)家族性高コレステロール血症以外の患者では,冠動脈疾患,非心原性脳梗塞,末梢動脈疾患,糖尿病,慢性腎臓病等の罹患又は既往歴等から,心血管イベントの発現リスクが高いことを確認し,投与の要否を判断

3)〔HMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない場合〕以下に示す患者に使用

a)副作用の既往等によりHMG-CoA還元酵素阻害剤の使用が困難な患者

b)HMG-CoA還元酵素阻害剤の使用が禁忌とされる患者

用法

〔家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体及び高コレステロール血症〕ペン製剤は140mgを2週間に1回又は420mgを4週間に1回皮下投与,オートミニドーザーは420mgを4週間に1回皮下投与 〔家族性高コレステロール血症ホモ接合体〕420mgを4週間に1回皮下投与.効果不十分な場合は420mgを2週間に1回皮下投与可.尚,LDLアフェレーシスの補助として使用する場合は,開始用量として420mgを2週間に1回皮下投与可 注意HMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない場合を除き,HMG-CoA還元酵素阻害剤と併用

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①投与にあたっては,予め高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法,禁煙,他の虚血性心疾患のリスクファクター(糖尿病,高血圧症等)の軽減等も考慮

②投与中は血中脂質値を定期的に検査し,本剤に対する反応が認められない場合は投与を中止

③HMG-CoA還元酵素阻害剤及び他の脂質異常症治

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