適応
以下の場合における栄養補給:術前・術後,急・慢性消化器疾患,消耗性疾患,火傷(熱傷)・外傷,長期にわたる意識不明状態時
用法
1日10%液500mL又は20%液250mLを3時間以上かけて点滴静注(増減) ►1日脂肪として2g/kg以内
禁忌
1)血栓症(凝固能亢進により悪化)
2)重篤な肝障害(悪化)
3)重篤な血液凝固障害(出血傾向)
4)高脂血症(悪化)
5)ケトーシスを伴った糖尿病(ケトーシス亢進)
注意
〈基本〉
①静脈炎,血管痛,発熱,悪心・嘔吐,悪寒,顔面紅潮,頻脈,頻呼吸,胸部圧迫感等の急性症状→次の注意が必要
a)緩徐に注入
b)他の薬剤との混合不可.又血漿増量剤(デキストラン,ゼラチン製剤等)の投与後96時間までは投与回避
②連用する場合には肝機能,血中脂質濃度,血液像及び血液凝固能を定期的に検査
〈適用上〉
①点滴静注のみ使用
②残液は使用不可
③一度凍結したものは使用不可
④血管痛→注射部位変更,中