適応
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の栄養状態の改善注意肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の維持療法に使用
用法
標準量:1回1包(50g) 1日3回食事と共に経口 約180mLの水又は温湯に溶解(約200kcal/200mL)(増減) 注意
①1日量(150g)で補充される蛋白質量は40.5g,総カロリーは639kcal.残りの必要量については食事より摂取
②食事療法を含めた治療状況を十分確認したのち,用法を選択
a)低蛋白食(蛋白質量40g/日,熱量1,600kcal/日)からの切替例:低蛋白食(蛋白質量40g/日,熱量1,000kcal/日)に3包/日(蛋白質量40.5g/日,熱量639kcal/日)を併用
b)肝性脳症改善アミノ酸注射液療法からの切替例:低蛋白食(蛋白質量40g/日,熱量1,000kcal/日)に3包/日(蛋白質量40.5g/日,熱量639kcal/日)を併用
c)肝臓食(蛋白質量80g/日,熱量2,100kcal/日)からの切替例:低蛋白食(蛋白質量40g/日,熱量を1,500kcal/日)とし,3包/日(蛋白質量40.5g/日,熱量639kcal/日)を併用
禁忌
1)過敏症
2)牛乳に対しアレルギー(添加物としてカゼインを含有)
注意
〈適用上〉
①1包(50g)を約1kcal/mLに調製する場合,容器に水又は温湯(約50℃)を約180mL入れ1包を加えて溶かす.この場合,溶解後の液量は約200mL(約1kcal/mL)
②味などの問題のため,投与が困難な場合は濃度を約0.8kcal/mL(1包50gを水又は温湯約230mLに溶解)に下げて投与
③水分の制限を必要とする場合は濃度を約2kcal/mL(1包50gを温湯約80mLに溶解)に上げる
④熱湯による溶解は蛋白変性の原因となるので回避
⑤患者の好みに応じてフレーバーや繊維分を含む野菜等を混ぜて良いが,果物の生ジュースは酸性のため,混