適応
輸血による慢性鉄過剰症(注射用鉄キレート剤治療が不適当な場合) 注意
1)まず注射用鉄キレート剤による治療を考慮し,本剤は血小板減少や白血球減少を併発していて注射による出血や感染の恐れ,或いは頻回の通院治療が困難な場合等,連日の鉄キレート剤注射を実施することが不適当と判断される患者に使用
2)原疾患の支持療法のために現在及び今後も継続して頻回輸血を必要とする患者に使用
3)開始にあたり,以下の総輸血量及び血清フェリチンを参考
a)人赤血球濃厚液約100mL/kg以上(成人では約40単位以上に相当)の輸血を受けた場合
b)輸血による慢性鉄過剰症の所見として,血清フェリチンが継続的に高値を示す場合
用法
12mg/kgを1日1回(増減) ►1日量は18mg/kgを超えない 注意
①1カ月当たりの輸血量が人赤血球濃厚液7mL/kg未満(成人では4単位/月未満に相当)の場合は,初期投与量(1日量)として6mg