適応
1造血幹細胞移植患者又は好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防 2侵襲性アスペルギルス症,フサリウム症,ムーコル症,コクシジオイデス症,クロモブラストミコーシス,菌腫の真菌症の治療 注意2
1)投与前に原因真菌を分離及び同定する為の真菌培養,病理組織学的検査等の他の検査の為の試料を採取.培養等の検査の結果前に薬物療法を開始する場合でも,検査結果が明らかになった時点でそれに応じた抗真菌剤治療を再検討
2)他の抗真菌剤が無効或いは忍容性に問題があると考えられる→使用を考慮(侵襲性アスペルギルス症は除く)
用法
初日は1回300mgを1日2回,2日目以降は300mgを1日1回経口/中心静脈ラインから約90分間かけて緩徐に点滴静注 注意錠剤と静注液は医師の判断で切り替えて使用可.ただし,臨床試験において静注液の長期投与の経験は限られており,静注液の添加剤スルホブチルエーテルβ