診療支援
薬剤

カスポファンギン酢酸塩新様式
6179
caspofungin acetate(CPFG)
カンサイダス Cancidas(MSD)
 点滴静注用:50・70mg/V(調製時の損失を考慮し過量充填→54.6・75.6mg/V)

適応

1真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症

2カンジダ属又はアスペルギルス属による以下の真菌感染症:食道カンジダ症,侵襲性カンジダ症,アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症,慢性壊死性肺アスペルギルス症,肺アスペルギローマ)

注意

1)1

a)以下の3条件を満たす症例に投与

ア)1回の検温で38℃以上の発熱,又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱

イ)好中球数が500/mm3未満の場合,又は1,000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合

ウ)適切な抗菌薬投与を行っても解熱せず,抗真菌薬の投与が必要と考えられる場合

b)発熱性好中球減少症の治療に十分な経験を持つ医師のもとで,適切と判断される症例についてのみ実施

c)投与前に適切な培養検査等を行い,起炎菌を明らかにする努力を行う.起炎菌が判明した際には,投与継続の必要性を検討

2)侵襲性カンジダ症:カンジダ血症,腹腔内膿瘍,腹膜炎

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