適応
1真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症
2カンジダ属又はアスペルギルス属による以下の真菌感染症:食道カンジダ症,侵襲性カンジダ症,アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症,慢性壊死性肺アスペルギルス症,肺アスペルギローマ)
注意
1)1
a)以下の3条件を満たす症例に投与
ア)1回の検温で38℃以上の発熱,又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱
イ)好中球数が500/mm3未満の場合,又は1,000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合
ウ)適切な抗菌薬投与を行っても解熱せず,抗真菌薬の投与が必要と考えられる場合
b)発熱性好中球減少症の治療に十分な経験を持つ医師のもとで,適切と判断される症例についてのみ実施
c)投与前に適切な培養検査等を行い,起炎菌を明らかにする努力を行う.起炎菌が判明した際には,投与継続の必要性を検討
2)侵襲性カンジダ症:カンジダ血症,腹腔内膿瘍,腹膜炎