診療支援
薬剤

グセルクマブ(遺伝子組換え)新様式
3999
guselkumab(genetical recombination)
トレムフィア Tremfya(ヤンセン)
 皮下注:100mg/1mL/シリンジ

適応

既存治療で効果不十分な尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症,掌蹠膿疱症 注意

1)尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症は次のいずれかを満たす患者に投与

a)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ

b)難治性の皮疹,関節症状又は膿疱を有する

2)掌蹠膿疱症:中等症~重症の膿疱・小水疱病変を有する患者に投与

用法

1回100mgを初回,4週後,以降8週間隔で皮下投与 注意

①他の生物製剤の併用について安全性及び有効性は確立していない

②本剤による治療反応は,通常投与開始から16週以内に得られる.16週以内に治療反応が得られない場合は,本剤の治療計画の継続を慎重に再考

③尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症:治療反応は,通常投与開始から16週以内.16週以内に治療反応が得られない場合は,治療計画の継続を慎重に再考

④掌蹠膿疱症:治療反応は,通常投与開始から24週以内.24週以内に治療反応が得られない場合は,本剤の治療計画の継続を慎重に再考

!警告

1)結核等の感染症を含む緊急時に十分に対応できる医療施設で,本剤についての十分な知識と適応疾患の治療に十分な知識・経験をもつ医師の下で治療の有益性が危険性を上回ると判断される患者のみに使用.感染症のリスクを増大させる可能性があり,又結核の既往歴を有する患者では結核を活動化させる可能性がある.又本剤との関連性は明らかではないが,悪性腫瘍発現の報告がある.治療開始に先立ち,疾病を完治させる薬剤でないことも含め,有効性及び危険性を患者に十分説明し,患者の理解を確認した上で治療を開始

2)重篤な感染症:ウイルス,細菌及び真菌等による重篤な感染症の報告がある為,十分な観察を行う等感染症の発症に注意し,投与後に感染の徴候又は症状の発現の場合には直ちに担当医に連絡する

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