適応
既存治療で効果不十分な尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,強直性脊椎炎,X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎 注意
1)尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬:以下のいずれかを満たす患者に投与
a)紫外線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上
b)難治性の皮疹,関節症状又は膿疱を有する
2)強直性脊椎炎〔既存治療薬(非ステロイド性抗炎症薬等)による適切な治療を行っても疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に投与〕
3)X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎〔既存治療薬(非ステロイド性抗炎症薬等)による適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状及び炎症の客観的徴候が認められる場合に投与〕
用法
〔尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬〕成人1回300mgを初回,1週後,2週後,3週後,4週後に皮下投与し,以降,4週間の間隔で皮下投与.又,体重により1回150mgを投与可能 小児6歳以上(体重50kg未満):1回75mg,(体重50kg以上):1回150mgを,初回,1週後,2週後,3週後,4週後に皮下投与し,以降,4週間の間隔で皮下投与.体重50kg以上の患者では,状態に応じて1回300mgを投与可能 〔強直性脊椎炎,X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎〕1回150mgを初回,1週後,2週後,3週後,4週後に皮下投与し,以降,4週間の間隔で皮下投与 注意
①他の生物製剤の併用について安全性及び有効性は確立していないので併用を避ける
②治療反応は,通常投与開始から16週以内に得られる.16週以内に治療反応が得られない場合は,本剤の治療計画の継続を慎重に再考
③体重60kg以下の成人患者では1回150mgの投与を考慮(尋常性乾癬,関節症性乾癬及び膿疱性乾癬)
!警告
1)結核等の感染症を含む緊急時に十分に対応できる医療施設で,十分な知識・