適応
1低又は無ガンマグロブリン血症
2重症感染症における抗生物質との併用
3特発性血小板減少性紫斑病(他剤が無効で著明な出血傾向があり,外科的処置又は出産等一時的止血管理を必要とする場合)
4川崎病の急性期(重症であり,冠動脈障害の発生の危険がある場合)
5ギラン・バレー症候群(急性増悪期で歩行困難な重症例)
6好酸球性多発血管炎性肉芽腫症における神経障害の改善(ステロイド剤が効果不十分な場合に限る)
7慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善
8視神経炎の急性期(ステロイド剤が効果不十分な場合)
注意
1)2適切な抗菌化学療法によっても十分な効果が得られない場合が対象
2)3原因療法ではなく,対症療法であることに留意
3)3小児の急性特発性血小板減少性紫斑病は多くの場合自然寛解するものであることを考慮
4)4発病後7日以内に投与開始が望ましい
5)6ステロイド剤による適切な治療(原則,プレドニゾロン換算で40mg/日を4週間以上投与)でも十分な効果の得られない場合が対象
6)7原因療法ではなく対症療法であること及び反復投与による有効性,安全性は確立していないことに留意
7)8ステロイド剤による適切な治療(原則として,メチルプレドニゾロン1,000mg/日を3日間以上点滴静注)によっても十分な効果の得られない患者を対象
8)8原則として抗アクアポリン4(AQP4)抗体陽性の患者へ投与.抗AQP4抗体陰性の患者は種々の病態を含むため,自己免疫性の病態が疑われ,他の治療で改善が認められない又は他の治療が困難な場合にのみ投与を検討
用法
〔共通〕添付の日局注射用水(500mg製剤では10mL,1,000mg製剤では20mL,2,500mg製剤では50mL,5,000mg製剤では100mL)に溶解して,以下のとおり効能又は効果に応じて投与.直接静注する場合は,極めて緩徐に行う 1
関連リンク
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- 今日の治療指針2024年版/好酸球性多発血管炎性肉芽腫症〔アレルギー性肉芽腫性血管炎(Churg-Strauss症候群)〕
- 今日の治療指針2023年版/視神経脊髄炎
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- 今日の治療指針2023年版/慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)
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- 今日の治療指針2023年版/多巣性運動ニューロパチー
- 今日の治療指針2024年版/感染症に関連した小児の急性脳症
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- 今日の治療指針2023年版/川崎病
- 今日の治療指針2023年版/視神経炎