適応
腎性貧血 注意
1)投与は貧血症に伴う日常生活活動の支障が認められる腎性貧血患者に限定.尚,投与開始の目安は血液透析患者ではヘモグロビン濃度で10g/dL(ヘマトクリット値で30%)未満,活動性の高い比較的若年の血液透析患者,保存期慢性腎臓病患者及び腹膜透析患者ではヘモグロビン濃度で11g/dL(ヘマトクリット値で33%)未満とする
2)腎性貧血であることを確認し,他の貧血症(失血性貧血,汎血球減少症等)には投与しない
用法
〔血液透析患者〕
①初回用量:1回50μgを2週に1回静脈内投与
②エリスロポエチン(エポエチン アルファ,エポエチン ベータ等)製剤からの切替え初回用量:1回100μg又は150μgを4週に1回静脈内投与
③維持用量:貧血改善効果が得られたら,1回25~250μgを4週に1回静脈内投与(増減).最高投与量は,1回250μg
〔腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病患者〕
①初回用量:1回25μgを2週に1回皮下又は静脈内投与
②エリスロポエチン(エポエチン アルファ,エポエチン ベータ等)製剤からの切替え初回用量:1回100μg又は150μgを4週に1回皮下又は静脈内投与
③維持用量:貧血改善効果が得られたら,1回25~250μgを4週に1回皮下又は静脈内投与(増減).最高投与量は1回250μg
注意貧血改善効果の目標値は学会のガイドライン等,最新の情報を参考
①切替え初回用量:エリスロポエチン製剤からの切替えは,Hb濃度或いはヘマトクリット値の推移が安定していることを確認した上で,週当たりのエリスロポエチン製剤の投与量が4,500IU未満には100μg,4,500IU以上には本剤150μgを4週に1回皮下又は静脈内投与.尚,国内臨床試験で,ダルベポエチン アルファ製剤からの切替え初回用量については未検討
②投与量調整:投与初期にHb濃度或いはヘマトクリット値に適度な上昇がみられ