適応
腎性貧血 注意赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合の投与開始の目安は,保存期慢性腎臓病患者及び腹膜透析患者ではHb濃度で11g/dL未満,血液透析患者ではHb濃度で10g/dL未満とする
用法
①保存期慢性腎臓病患者
a)赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合:1回2mg又は4mgを開始用量とし,1日1回経口.以後は患者の状態に応じて投与量を適宜増減 1日最大1日1回24mgまで
b)赤血球造血刺激因子製剤から切り替える場合:1回4mgを開始用量とし,1日1回経口.以後は患者の状態に応じて投与量を適宜増減 1日最大1日1回24mgまで
②透析患者:1回4mgを開始用量とし,1日1回経口.以後は患者の状態に応じて投与量を適宜増減 1日最大1日1回24mgまで
注意
①赤血球造血刺激因子製剤で未治療の保存期慢性腎臓病患者の開始用量:投与開始時のHb濃度に応じて,次の用量で投与開始
a)Hb濃度9.0g/dL未満:本剤開始用量4mg(1日1回)
b)Hb濃度9.0g/dL以上:本剤開始用量2mg(1日1回)
②投与量調節:投与量調節が必要な際には次を参考に1段階ずつ増量又は減量を行う.又休薬した際には休薬前より少なくとも1段階低い用量で投与を再開する.尚用量調節を行った際には,少なくとも4週間は同一用量を維持するが,Hb濃度が急激に(4週以内に2.0g/dLを超える)上昇した際には速やかに減量又は休薬する
a)1段階:1mg
b)2段階:2mg
c)3段階:4mg
d)4段階:6mg
e)5段階:8mg
f)6段階:12mg
g)7段階:18mg
h)8段階:24mg
!警告
投与中に脳梗塞,心筋梗塞,肺塞栓等の重篤な血栓塞栓症が現れ死亡の恐れがある.投与開始前に脳梗塞,心筋梗塞,肺塞栓等の合併症及び既往歴の有無等を含めた血栓塞栓症のリスクを評価の上,投与の可否を慎重に判断する.又投与中は,患者の状態を十分に観察