適応
内以下の状態で他の抗不整脈薬が使用出来ないか,又は無効の場合:頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動,心室性) 小児頻脈性不整脈(発作性心房細動・粗動,心室性,発作性上室性) 注緊急治療を要する頻脈性不整脈(症候性の発作性心房細動・粗動,発作性上室性頻拍,心室頻拍,及び医師が生命に関わると判定した重症の心室性期外収縮) 注意内
1)他の抗不整脈薬が使用出来ないか又は無効の場合にのみ適用考慮
2)基礎心疾患のある心房粗動及び心室頻拍では,有益性がリスクを上回ると判断される場合にのみ投与
3)小児等に使用する場合,小児等の不整脈治療に熟練した医師が監督
注緊急治療を要する頻脈性不整脈に対してのみ適用考慮
用法
内成人1日100mgから開始し,効果が不十分な場合は200mgまで増量し,1日2回に分割(発作性心房細動・粗動では適減,心室性では増減) 小児6ヵ月以上には,1日50~100mg/m2を,1日2~3回に分割(増減) 但し,1日最大200mg/m2 6ヵ月未満には1日50mg/m2を,1日2~3回に分割(増減) 但し,1日最大200mg/m2 注1回0.1~0.2mL/kg(1.0~2.0mg/kg)を必要に応じてブドウ糖で希釈し,血圧及び心電図監視下10分間かけて静注.尚,総投与量は1回150mgまで 注意内重篤な腎障害(Ccr20mL/min以下)を伴う患者では,血漿中濃度が予測以上に上昇する為,1日量として100mg(1回50mg,1日2回)を超えないが望ましい 注
①投与により効果を認めたものの,その後再発した場合には,初回用量が最大用量2.0mg/kgの半量以下の場合を除き,再投与は行わない.尚,再投与する際も1日総投与量として2.0mg/kgを超えない
②血漿中濃度が予測以上に上昇した場合,副作用発現の可能性が増大する為,1回投与量150mgを超える投与はしない
禁忌
1)うっ血