適応
〈適応菌種〉本剤に感性のマイコバクテリウム属 〈適応症〉
1肺結核及びその他の結核症
2マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症
用法
11日0.75~1g 分1~2経口(適減)(15~20mg/kg) ►他の抗結核薬と併用が望ましい 21日0.5~0.75g 1日1回経口(増減) ►1日量として1gを超えない 注意
①MAC症を含む非結核性抗酸菌症には,投与開始時期,投与期間,併用薬等について国内外の各種学会ガイドライン等,最新の情報を参考にし,投与
②本剤の体重別1日投与量の目安は以下の通り
a)肺結核及びその他の結核症(投与方法:1日1回朝食後経口,或いは朝夕2回に分けて経口投与) (注:体重別の1日量はエタンブトール塩酸塩15~20mg/kgの範囲内で算出)
1.体重60kg以上,1日投与量1,000mg
2.50kg以上,875mg
3.40kg以上,750mg
4.35kg以上,625mg
5.30kg以上,500mg
b)MAC症を含む非結核性抗酸菌症(投与方法:1日1回朝食後に経口投与)(注:体重別の1日量はエタンブトール塩酸塩約15mg/kgで算出)
1.50kg以上,1日投与量750mg
2.40kg以上,625mg
3.30kg以上,500mg
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①視力障害が現れることがあるので,視力検査等を十分に行い,投与
➋投与にあたり視力障害について患者に十分に説明する.投与中は常に患者の観察,服薬指導を十分に行う
③重篤な肝障害→定期的に肝機能検査
④血小板減少→定期的に血液検査
⑤肺結核及びその他の結核症
a)耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める
b)本剤を含む抗結核薬による治療で,薬剤逆説反応あり.治療開始後に,既存の結核の悪化又は結核症状の新規発現を認めた場合は,薬剤感受性試験等に
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