診療支援
治療

関節リウマチ(内科)
rheumatoid arthritis(RA)
森信暁雄
(京都大学大学院教授・臨床免疫学)

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GL関節リウマチ診療ガイドライン2020

GL関節リウマチ治療におけるメトトレキサート(MTX)使用と診療の手引き2023年版

ニュートピックス

・ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の安全性に関する無作為コントロール試験の結果が公表された.高齢者や心血管イベントの既往のある患者では,生物学的抗リウマチ薬(bDMARDs)効果不十分な場合に適応を考えたうえで使用すること.

・メトトレキサート(MTX)の皮下注製剤や,新規抗TNF(tumor necrosis factor)阻害薬が発売され,剤形も豊富になっている.

治療のポイント

・治療目標を臨床的寛解におき,目標を目指して治療する.

・MTXを第1選択薬に考慮する.

・MTXで効果不十分な場合には,bDMARDsを使用する.

・ステロイドは最小限にとどめる.

◆病態と診断

A病態

・関節リウマチは自己免疫を背景とした炎症性疾患である.

・病態の中心は滑膜

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