頻度 あまりみない
GL全身性強皮症 診断基準・重症度分類・診療ガイドライン(2016)
ニュートピックス
・全身性硬化症,特に皮膚硬化に対する有効性の報告を得て,2021年9月にリツキシマブが適応を取得し治療選択が拡大した.
治療のポイント
・全身性硬化症は血管内皮障害や慢性の線維化が主たる病態であり,グルココルチコイドを含む免疫抑制療法導入の適否は,治療対象となる病変の重症度や予後と患者背景を総合的に勘案して決定する.
・レイノー現象や四肢関節痛,胸焼けなどの自覚症状に対して対症療法を要することが多い.
◆病態と診断
A病態
・全身性硬化症(SSc)は,自己免疫異常を基盤に生じた血管内皮障害・慢性炎症が皮膚・臓器における線維芽細胞の活性化を惹起し,皮膚硬化や各種臓器の不可逆的な機能障害を生じる難治性疾患である.
B診断
・疑うきっかけは手指の冷感・腫脹とレイノー症状であるが,こわばりや関節痛が前面に立つ場合
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/プレドニゾロン《プレドニン プレドニゾロン プレドニゾロン プレドニゾロン》
- 治療薬マニュアル2024/シクロホスファミド水和物《エンドキサン》
- 治療薬マニュアル2024/生理食塩液《生理食塩液》
- 治療薬マニュアル2024/ミコフェノール酸 モフェチル《セルセプト》
- 治療薬マニュアル2024/トシリズマブ(遺伝子組換え)《アクテムラ》
- 治療薬マニュアル2024/サルポグレラート塩酸塩《アンプラーグ》
- 治療薬マニュアル2024/ベラプロストナトリウム《ドルナー プロサイリン》
- 治療薬マニュアル2024/アルプロスタジル《パルクス リプル》
- 治療薬マニュアル2024/ボセンタン水和物《トラクリア》
- 治療薬マニュアル2024/アザチオプリン《アザニン イムラン》
- 治療薬マニュアル2024/リツキシマブ(遺伝子組換え)《リツキサン》
- 治療薬マニュアル2024/ニンテダニブエタンスルホン酸塩《オフェブ》
- 治療薬マニュアル2024/シルデナフィルクエン酸塩《レバチオ》
- 治療薬マニュアル2024/フロセミド《ラシックス》
- 治療薬マニュアル2024/カプトプリル《カプトリル》
- 治療薬マニュアル2024/エナラプリルマレイン酸塩《レニベース エナラプリルマレイン酸塩》
- 治療薬マニュアル2024/ボノプラザンフマル酸塩《タケキャブ》
- 治療薬マニュアル2024/モサプリドクエン酸塩水和物《ガスモチン》
- 治療薬マニュアル2024/メトクロプラミド《プリンペラン》
- 治療薬マニュアル2024/レボフロキサシン水和物《クラビット》
- 治療薬マニュアル2024/セレコキシブ《セレコックス》
- 治療薬マニュアル2024/メトトレキサート《メトジェクト リウマトレックス》
- 今日の治療指針2024年版/高安動脈炎・巨細胞性動脈炎
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/強皮症(1)全身性強皮症
- 臨床検査データブック 2023-2024/全身性強皮症(強皮症,SSc)
- 今日の救急治療指針 第2版/膠原病
- 新臨床内科学 第10版/3 全身性エリテマトーデス
- 今日の小児治療指針 第17版/若年性皮膚筋炎・多発性筋炎