頻度 あまりみない
GL細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014
ニュートピックス
・主要病原体(肺炎球菌,髄膜炎菌,インフルエンザ菌)に対するワクチンが定期接種化され発生頻度は一時的に低下したが,非ワクチン血清型への置換と抗菌薬感受性が低下した細菌株の出現により,現在では世界中で増加傾向にある.
・なお,近年,侵襲性肺炎球菌感染症の要因となっている莢膜型22F,33Fを含めた15価ワクチンが米国ではすでに承認されている.
治療のポイント
・転帰改善には発症から初期治療開始までの時間が大きく影響するため,細菌性髄膜炎を疑った場合すみやかに経験的治療を開始する.
・サイトカイン・カスケードによって起こる強い炎症,サイトカインストームが疾患の本態であるため,その制御が重要である.
◆病態と診断
A病態
・病原体が「肺や消化器など遠隔感染巣からの血行性」,または「近傍感染巣からの直達性」にくも膜下腔に到達し発症する.
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