治療のポイント
・診断にはMRIあるいはCTの画像検査が必須である.
・感染,非感染性の炎症,腫瘍の鑑別を行う.
・疾患によっては病変の生検あるいは全摘出を行う.
Ⅰ.眼窩蜂巣炎(眼窩蜂窩織炎)
◆病態と診断
・細菌感染による急性炎症で,眼瞼腫脹,発赤,疼痛がみられる.
・副鼻腔感染,外傷,齲歯・抜歯などが原因となることが多く,眼窩骨膜下に膿瘍を形成することがある.
◆治療方針
取り急ぎ抗菌薬の全身投与を行う.画像検査で膿瘍を認めるときは,手術による排膿を行う.
Px処方例 下記のいずれかを用いる.あるいは併用する.
■帰してはいけない患者
・画像で眼窩膿瘍がみられる症例では,手術,抗菌薬の点滴などの入院治療が必要である.
Ⅱ.特発性眼窩炎症
◆病態と診断
・原因疾患が
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