圧痕性浮腫と非圧痕性浮腫
◉前脛骨部の圧痕性浮腫が出現すれば3kg(50mL/kg)の体液量増加が推測される.
◉数秒以内に圧痕が肉眼的に改善するfast edemaは低アルブミン血症による浮腫を考える.
◉非圧痕性浮腫の場合,限局性浮腫であればリンパ浮腫や血管性浮腫,全身性浮腫であれば粘液水腫を考える.
●発症後3か月以内の圧痕性下腿浮腫に対して,指で1-2秒圧迫後に浮腫が2-3秒で目に見えて回復する場合は,低アルブミン血症による浮腫を考える〔Br Med J. 1978 Apr 8;1(6117):890-1. PMID:638510▶〕.
▶組織液の蛋白濃度は心不全では4-5g/L,糸球体腎炎では10g/Lであるが,低アルブミン血症では1g/L以下である.このために低アルブミン血症による浮腫では圧痕を保つことができないが,経過が長い場合は線維化を来すことから低アルブミン血症による浮腫でも圧痕が
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